富士山に登り隊2015レポート

富士山に登り隊2015 2015.10.09-10

今年は忙しくてなかなかいけなかったのですが、雪が降る前に是が非でも、と十月になってから富士山に登ってきました。

さすがに十月、まだ初冠雪の便りもないのですが、念のために静岡県警に登山届をインターネット経由で出しました。

そうしたら、富士山に向かっている最中に県警から電話があり「だいじょうぶですかー?」としつこく聞かれましたが、たぶん大丈夫です、だめならやめます、とお答えしておきました。

ピッケルやアイゼンを全力で勧められましたが、さすがにまだ冠雪していないし前日までの天候的にも要らないと思うんですけど…とはいえ、昨年は残雪で断念していますから、雪が降りそうなら持っていくに越したことはないでしょうね。

まぁ単独行で、しかも夜間登山ですから…まぁその先は空気を読みましたが「いってきまーす」といっておきました。

富士宮口五合目には九時前について、三時間ほど仮眠を取って00:30から富士山登山開始です。さすがにこんな時期に夜行はいないのか、ほとんど車は止まっていません。

すでに秋から冬の気配ですので、服装も冬山用のインナーなどで最初から三枚着込んでいます。ほかに、ソフトレイヤーとレインウェアと、山頂滞在用としてダウンも持って行きます。手袋は厚手のもののほかに、同じく山頂滞在用としてスリーレイヤーのも持って行きます。

それにしても空気が澄んでいます。

空は満天の星、そして下界の夜景もばっちりです。そして…風が強くて体感温度はけっこう寒いです。今回は省エネ登山ということで、アミノバイタル即効元気、そして飴だけ持ってクライムオーン!!

写真を撮りながら、一合ずつつめていく間に、ソフトレイヤーを着て、レインウェアのジャケットを着て、手袋をスリーレイヤーに交換して…とにかく風が冷たいので、防風対策を厳にして体感温度が下がらないようにしました。

ハイドレーションの外に出ている部分にある水が凍ってしまうのですから(のめねー)

それにしてもアミノバイタルはすごい効きますねー。

足があがらねー、という感じでもうだめか?とか思っても、アミノバイタルを飲むと直後から30分くらいは体に(意思に!?)反して勝手に足が動きます。

プラシーボ効果?と疑う方もいるかもしれませんが、実際飲んでいるほうは「きかねーだろ」とか思って飲んでいるので、逆に効きすぎて「これ完全にドーピング検査に引っかかるわ」とか笑いながら登っていました。

そんなわけで、かなりアミノバイタルでドーピングをしながらですが、予想通りというか五時間そこそこで浅間神社に到着…もちろん誰もいません。

今回の目的は日の出の様子をRaspberry Piでタイムラプスのリベンジだったのですが、右(関東平野側)にいっても左(剣が峰)にいっても間に合いそうにないので、とりあえず剣が峰に向かって、最後の急坂、馬の背を目指しました。


(あれれ、馬の背に取り付いたらご来光がきてしまいました)

そんなこんなで六時前には剣が峰に着きましたので、まあとりあえず機械だけセットはしてみました。


(影富士もばっちり)


(お?去年から色が変わっていますね)


(雪がないので、火口も下までばっちり見えます)

が、そこでアクシデント発生!!

なんと今年から!?三角点付近ではDoCoMoが通じるので、氷点下の中、かじかみながらスマホをいじって遊んでいたら、なんと自分がやっているサービスがトラぶっているというメールが入っているではありませんか!?


(右下の日時は正確ではないのですが…哀愁の富士山頂サーバーメンテ)

日本最高地点で氷点下のなか、どんだけエクストリームサーバーメンテナンス!?とか思いましたけど、フリック入力でがんばってみましたが、さすがに無理がありました。

ひとまず車まで戻ればBluetoothキーボードがあるのでメンテナンスできるので、本当は山頂で二時間くらい遊んでいようと思ったのですが、そうそうに撤収&下山開始です。実際には、日は出たものの、太陽が完全に冬モードでぜんぜん暖かくならなかった、というのもありますが。

で、二時間少々で富士宮口五合目に戻ってきてサーバーに早速ログインしてメンテナンス終了、仮ですが無事にサービス復旧しました。

富士宮口はすっかり行楽客で埋め尽くされていましたし、これから富士山に登りますという人もけっこういました。

翌日には富士山冠雪しましたので、ぎりぎり間に合って!?よかったです。

さて、来年は何回登れるかな?