富士山に登り隊2018レポート

昔の写真を探していてわかりました、初めて富士山に登ったのは2007年でした。

NPO法人富士山測候所を活用する会が立ち上がった初期に、測候所内部で講習会が開かれるということで参加したのが最初でした。それから十年以上、現在も活用する会は富士山測候所で各種観測研究実験をしています。

興味がありましたらぜひとも活用する会のページもご参照ください。

それから十年以上、一年で複数回登った年もあるので合計では十数回目かになるはずですが、毎年富士山に登れることに感謝です。

今年も山閉じをした後ですいているときに、と思っていたのですが、予定を見ると年末までぎっしり、ということで9/14~17のどこかで登ることにしていました。

前半はお天気がいまいちでしたが、16~17日はどうやらお天気が回復しそうです。唯一、下界で雨なら富士山は雪…が心配でしたが、山頂の気温も0度以上ということで、初雪も初冠雪も観測されず、今回は隊長一人での静かな?初秋の富士登山になりました。


御殿場ICから富士山見えないんですけど…

いつものように御胎内温泉で沐浴してからと思って夕方五時ごろに行ったら、さすが連休二日目、内湯も露天湯も洗い場も完全な芋洗い状態です。何とか一通りすませてお風呂から出たら、豚ロース焼肉定食でエネルギーチャージします。

そして富士宮登山口に六時半過ぎに到着すると、けっこう他にも人がいっぱいいます。お天気が回復するからか、皆さん狙っていたのかな?という自分もそうなんですけど、あとはぷしっと寝酒を飲んで車の中でゴロゴロうとうと…

できない!?

なぜか今回は全然眠くなりません。ほろよいを飲んでいるのに全然ほろ酔いにならず、眠気がきません。しかもお腹が痛くなるし…ということで出すものだしても寝袋にくるまって…あつい、なんでこんなに?っていうくらいにあったかいです。

結局ほぼ寝られずだらだらと時間を過ごしていました。それにしても星がすごい良く見えます。そとは風もぬるく、いつもと感じが違います。

09月17日の出は05:18なので、23日の23:30までにスタートすればいいかなと思っていましたが、眠れないし昨年みたいにぎりぎりもいやだなということで、出発を23:00すぎとして準備して、結局いつものように23:15ごろに登頂開始です。


富士宮登山口


六合目


新七合目(六合五勺)


本七合目


八合目


九合目


九合五勺


十合目

六合目、新七合目、元祖七合目とつめていきますが、寝ていないのでどうにも体が重たいです。まぁいつも体重が重たいんですが、今年は結構締まってきたかなと思っていたのに、さすがに弾丸登山はつらいお年頃です。

今回は去年よりも暖かいのですが、風がやたらと強いので汗もそれほどではありません。

結局スタートはインナーとTシャツのみで、新七合目(六合五勺)でライトシェルその一、その後八合目でライトシェルその二を着た後はレインコートを着ることもなく、最後の奥宮から剣ヶ峰の間でスリーレイヤーのグローブに変えるだけでした。

それにしてもストックがあるとないとでは登山速度が全く異なりますね。
本七合目まではストックなしでバテバテながらなんとかコースタイムくらいで、その後もストックを使ってもだいぶバテバテでした。

しかも九合目から上のルートは去年とはまただいぶ変わっていました。
さらに九合五勺からのルートはほぼ直登に変わっています…これはきつい。
しかも左側の山体崩壊を防いでいるネットもそろそろやばそうなので、来年はさらにルートが変わる感じです。

そんなこんなでひぃひぃいいながらも、なんとか五時間ちょっと、04:30には十合目、浅間神社奥宮まで登ることができました。

あとは剣が峰ですが、活用する会の連絡にもありましたが、馬の背へのブル道がちょっと変わっていました。それにしても風が強い!ストックなかったら完全にしゃがむか何かしないと吹っ飛ばされそうです。

そうこうしながらも、05:00には日本最高峰の剣が峰に到着です。

それにしても東側はとってもいい天気です。
西からはものすごい風が吹いていて、雲も時々流されてきますが、火口の中で渦を巻くんですね。

富士宮登山口では結構な車の台数がありましたが、剣ヶ峰には数人しかいません。四度目(今までに四回?)の富士山という方はご来光を見るために十合目から走ってきたそうです。息がぜんぜん整わないって最後まで言ってましたけど、気持ちわかりますけどねー。だって…

こんなにきれいなご来光ですから。

というわけで、今回もしっかりご来光を拝むことができました。が、かくいう隊長もバテバテなので特に何かイベントをすることもなく、下山することに…でも測候所の階段を下りてから、馬の背を下りるかどうかすごい悩んで右往左往して、やっぱりちょっと無理というか気分が乗らないので、影富士も撮りたいしということで左の御鉢回りルートにしました。

影富士はとてもきれいだったのですが、大沢崩れの上のコルが、もーすっごい風でストックで耐風姿勢、三点支持しても体を持っていかれそうになります。こっちにこなければよかったー、でも馬の背もすごい強風だったしー…

反対方向から回ってきていた若者二人組は強風を楽しんでいた感じですが、一歩間違ったら吹っ飛ばされて終わりですから、隊長はガクブルです。

よたよたしながらなんとかやばいエリアを通過して、無事に久須志神社にたどり着いてお参りです。

そしたら若者四人組の一人が不調をみんなに訴えていたので「高山病?」と聞いたら腹痛とのこと…あー、富士山って見えないところないからねぇ。登る前に済ませてこれた隊長はラッキーでした。

その後、奥宮までのルートを強風をしのぎながら歩いていると、御殿場ルート付近で、さきほどの強風二人組とすれ違いで再会。

そんなこんなでなんとか奥宮に戻ってこれました。

そしたら広島から来たという別の若者二人組が「ここ(九合五勺からの直登)下りたくねぇ」と言っていたので「わかるわー」とか、ブル道を教えてあげたり、温泉入って帰りたいらしいけど富士宮登山口から西の方にはお勧めの温泉はないんだよねー、とか話をしたり…

山閉じ後の富士山は人が少なくて、それでいてみんな富士山に登ってきたっていう同じ経験をしてきた人ばかりなので、なんかいいですね。 😀

で、今回は隊長一人なので、ブル道をザクザク下ります。
先ほどの広島の二人組は結局登山道を戻ったみたいで九合五勺で再会。
ブル道いいなーと言っていましたが、お勧めできるのは九合目まで。
なぜならば、そこから先は入り込んでいるので地図がないと間違えて御殿場ルートに行きかねないので。

地図といえば今回、Geographicaというアプリをスマホに入れておきました。

このアプリ、国土地理院の地図で現在地を表示してくれて、一度表示した地図はネットにつながらなくてもキャッシュしておいてくれるという優れものです。
今回は七合目までブル道を下りましたが、紙の地図よりも便利(自分の位置を表示してくれるから)で、もう手放せません。

そんなこんなでおなじみのゲートで封鎖されている六合目に09時過ぎに到着。

そしたら剣ヶ峰で一緒にご来光を見た方と再会、なんでも宝永火口を回ってきたそうで、ゴールデンコースですねー。お互い無事にここまで降りてこれてよかったよかった。ところでその方が「普通の人」が「普通の靴」で宝永山にくるのは何とかならんのかなぁと言ってましたけど、ほんと、なんであのアリ地獄にみんな、しかも逆に上りに行くんでしょうね、普通の靴で。一歩進んで二歩後退するような砂走なのに。(笑)

帰りはいつものようにお風呂に入って汚れを落として、余り物のおにぎりをもぐもぐしながら、高速で明るいうちに帰宅して、無事に今年の富士登山を終えることができました。

来年もちゃんと寝てから無事に登って、一期一会の素敵な出会いをしたいですね。

富士山に登り隊2017レポート

今年で何回目になるのかよくわかりませんが、またまた登ってきました富士山。

本当は一週間前の09.16-17に登ろうと思っていたのですが、あいにく日本の四つの島に全部上陸するという強力な台風のせいで、一週間延期をしました。延期したのはいいのですが、秋分の日前後はたいてい初雪の便りが聞こえてくる頃なので、正直避けたかったのも事実なのですが…

とはいえ、今回は隊長だけでなく新入隊員も二人参加してのにぎやかな、いやみんな台風で延期したせいかけっこう他にも人がいっぱいいるオフシーズンの富士山でした。

いつものように御胎内温泉で沐浴してコンビニで最後の買い物をしてから富士山スカイラインに向かっていると、水が塚駐車場の先の高鉢ゲートに何やら立て看板が立ってます。

「マイカー規制は今月の十日で終わっているはずなのに、と思いつつよく見てみたら、「バイクナビ・グランプリ2017 第12回 キング・オブ・ヒルクライム富士山」が開催される予定になっていて、24日の6:30~11:30まで車は通れません、ということでした。

まぁこちらとしてはあちこち周っていればたぶんその時間くらいに富士宮五合目を出ることになりそうなんで大丈夫大丈夫と勝手に判断しましたが、ご来光を見てからすぐに下りてくる人は数時間は富士宮五合目でボーっと待たないといけないのでちょっとアレですね。
(日の出は五時半ですが三時間前後で降りてこれるので)

で、五合目に五時半ごろ到着し、明るいうちに一通りの装備を確認して、あとはぷしっと寝酒を飲んで車の中でゴロゴロうとうとしながら出発時刻を待ちます。

今年も隊長はここ数年で体が一番重いのでは!?という状態ですし、新入隊員も「富士山(というか本格登山)は初めてです」一名に「歩くの遅いです」一名なので、剣が峰までの時間を六時間程度、と見積もりました。

09月24日の出は05:34なので、23日の23:30までにスタートすればいいでしょう。(去年も23:18から登り始めまてますね)

いつもと違って今回は五合目のすぐ上の環境省のバイオトイレにて最終の用を足してから、六合目、新七合目、元祖七合目とつめていきます。新入隊員たちも言うほど遅くなく、というかどちらかというとコースタイムよりも少し早いくらいでペースがいいです。

それにしても、今回は寒いだろうなと思っていたのですが、思いのほか寒くないです。風があんまりないのもあるのでしょうが、元祖七合目まではソフトシェルを着ずにインナーとTシャツと長袖アウターのスリーレイヤーで登れました。

ところが元祖七合目あたりから気温もグンと下がり四枚目のウィンドシェルを着て登ります。しかも雲行きが怪しくなり、何か白いものがチラチラとし始めます。

人が多いから砂ぼこり?かと思ったら、なんと粉雪です。

あちゃーと思いつつ様子を見ながら登りましたが、最後まで積もったりするほどではありませんでした。

が、九合目あたりで新入隊員の一人にアクシデントが忍び寄ります。胸が痛いというので、高山病?と思ったのですが、話を聞く限りではそういう感じでもなさそうです。水分補給は最初から繰り返し言ってましたが、ここでは富士宮五合目で沸かしておいたお湯と栄養ゼリーの補給で様子見です。

さらに隊長である自分にアクシデント。右手中指が痛いなぁと思って手袋を外してみると、なんだか妙に紫色です。あれれ、もしかして凍傷になりかけている!?ということで、自分はここからスリーレイヤーの手袋に変更です。

そんなこんなで今年は体調にアクシデントが出たりしましたが、合目間のタイムは五分から十分近くコースタイムより縮めながら、大きく休んだりして五時過ぎには富士宮口山頂に到着しました。

あとは目指すゴールは剣が峰ですので、各自無理をしないように自分と相談しつつ、日本最高峰に向かい、隊長がご来光直前ぎりぎりに何とか剣が峰に到着です。

というわけで、無事に今年もご来光を拝むことができました。\(^o^)/

ご来光には間に合いませんでしたが、無事に新入隊員たちも剣が峰に到着し、それぞれ思い思いに写真を撮ったり、お湯を沸かしてコーヒーやインスタント味噌汁を味わいました。

ビールもあったんですが、どこかから粉雪が時々ひらひらと舞うような状態で、太陽が出てからも雲が多いために昨年程には暖かくならず、ビールという気分ではなかったのでお持ち帰りということになりました。(^^;

胸が痛いと言っている隊員が「あの急坂(馬の背)を下れる気がしない」というので、ならばだらだらとお鉢周りをしてブル道までぐるっと周るしかありません。
というわけで、測候所の階段を降りてから左に折れて、お鉢周り開始です。

太陽が雲に隠れ隠れなので、影富士もいまいちです。

でも人は結構いますね、吉田口山頂の久須志神社や、富士宮口山頂の浅間神社奥社で大きく休んだり太陽エネルギーを補充したりして時間をつぶしつつ、08:20、ブル道から下山開始です。

もしかしたらわらじ館が今年もまだやってるかも?と思い、また距離と時間はかかりますが、足腰への負担が比較的少ないので、今回もブル道+プリンスロード+宝永火口経由というコースを選択します。

が、わらじ館…残念ながらやってませんでした。(^^;

胸が痛いといっていた新入隊員の一人がかなりダメージを食らったようで、足が笑っているのが後ろから見てて判りました。もう一人も明らかにスピードが落ちてきています。という隊長も(膝は大丈夫ですが)けっこう足に来てます。

なので、ゆっくり休み休みゆっくりと下っていきます。
どうせ11:30というかお昼くらいまで車は動かせませんからね。

そんなこんなでおなじみのゲートで封鎖されている六合目に12時過ぎに到着。

ここまでくると自転車レースの規制も解除されたのか、どっと「普通の人たち」が自分たちと入れ違いで上がってきます。そんな人たちとすれ違いながら、いろいろありましたが、無事午後一時前に富士宮五合目に帰還することができました。

Jpeg

帰りはまたまた御胎内温泉にいって汚れを落として、焼肉屋さんでたんぱく質を補給して、高速その他の大渋滞を避けつつ、無事に今年の富士登山を終えることができました。

来年も無事に登れて、そして一期一会の素敵な出会いがあるといいですねー。