Mt.FUJI

日本人ならそのほとんどが知っている”富士山”

でも実際詳しくは知らない人がほとんどではないでしょうか?

富士山登山を解説しているページは検索すれば一杯出てきますので、ここでは実際に登った時の写真を交えながら、こんなところだよということを簡単に説明したいと思います。
(※写真はクリックすると大きな写真を見ることが出来ます)

1.富士山はどこにあるの?

ここです。

2.富士山の高さは?

富士山の標高
富士山の標高

富士山の高さは標高3,776mです。これは皆さんよくご存知かと思います。ですが実際には富士山で一番高いところは剣が峰という旧富士山測候所があったところです。

なんで富士山なのに剣が峰って言う山があるの?と思った方もいるでしょう。
富士山は火山で、山頂は火口が大きな口をあいています。なので、その火口のふちのでこぼこそれぞれに名前がついています。そのでこぼこの中でも一番高いのが剣が峰、というところです。

剣が峰から富士宮登山道終点を望む
剣が峰から富士宮登山道終点を望む

富士山の各登山道の終点(山小屋があるところ)はこの火口のふちの低いところで終わっていますので、実はそこから剣が峰まで、トドメのもうひとのぼりがあります。

せっかく富士山に登ったのですから、山小屋で終わらずに剣が峰まで行きましょう。

ちなみにこの火口をぐるっと一周することをお鉢巡りとかお鉢参りなどといったりします。一周するだけで一時間以上かかりますが、一周するとご利益があるとかないとか!?

みなさんがんばってください。

3.富士山にはどうやっていけばいいの?

富士山を登るのは、ほとんどが山梨側の富士スバルラインの終点(五合目)から登られると思いますが、おすすめするのは静岡側の富士宮登山口(新五合目)です。なぜかというと山梨側は2,300mからのスタートですが、富士宮側から登ると2,400mからスタートすることになるので、100mも登る標高が少なくなるからです。

富士宮登山口は特に混雑するシーズンには車で直接いけません。山麓の水ヶ塚駐車場からバスかタクシーで新五合目まで行くことになりますので事前に確認して下さい。

4.富士山ってどんな山?

富士宮登山道を上から望む
富士宮登山道を上から望む

富士山は夏暑く冬寒い山です。

遠くから見ていると判りませんが、実際に行ってみるとほとんどの方が登りはじめとする五合目付近はざらざらとした砂利のような感じて、上に行くにしたがってごつごつとした岩が多くなっていきます。このため、夏冬にかぎらず落石や滑落で亡くなる方が少なからずいらっしゃいます。登山は自己責任ですのでいつ登ってもいいのですが、冬はヒマラヤ並みの条件です。事実、ヒマラヤや南極、北極などに行く前の訓練として富士山に登る方もいますし、そうでなくても自らを過酷な条件に置くためにチャレンジする人も多くいて、そんな中でなくなられる方も少なくありません。そういう場合でも、有名人や大規模遭難でもない限りニュースにならないだけです。

夏は暑いと書きましたが、確かに暑いんですが夜は夏でも寒いです。
寒暖の差が激しいので、夏であってもTシャツに短パンなどという外人みたいな格好で登ることはオススメしません。(いるんですよ、無謀な外人が) とはいえ暑くはないので、登りやすいことはたしかです。ですのでお勧めするのは夏の夜の登山です。
ヘッドランプや防寒着など必ずそれなりの装備をしていれば、とても登りやすいです。

5.富士山に登るには?

剣が峰(旧富士山測候所)までいこう
剣が峰(旧富士山測候所)までいこう

山開きをしている間に富士山に登るには、気合と根性とそれなりの装備があれば登れます。

山小屋で水は500mlが500円から、上に行けば行くほど高くなりますけど売っていますし、食べ物も同様に山小屋で何とかなります。本格的な登山靴やピッケルなどというものは無用でしょう。金剛杖を山小屋で買っている人がいますが、あれば気分は出ますが邪魔なだけだと思います。それなら伸縮式のストックを持っていたほうがいいと思います。いらないときにコンパクトにしまえますので。ですので、適度な防寒をかねたレインウェア(ポンチョでなくてパンツタイプのもの)があれば十分ともいえます。

ほかにあったら便利なものはおいおい書いていきたいと思います。

ただし、山開きをしていないときには、その季節季節ごとに必要な装備が異なります。
これは、経験を積んだ方に相談した方がよいと思います。山開きをしていないシーズンで山小屋が閉じているときには水と食料は必須です。後は迷わないために地図やハンディGPSがあるといいでしょう。
山開き中は迷いようがないほど人が一杯いますので、アリさんよろしく皆さんについていけばいいのですが、それ以外ではぽつりぽつりしかいませんので、気安く入ると濃霧でルートを見失って迷子になることもあります。

富士山はほとんど観光地化していますが、ひとつの山であることに変わりはありませんので、なめてかかると後で痛い目にあいますのでご注意下さい。

 

いざ富士山へ
いざ富士山へ

 

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